概要


machine ジェットターボドライヤーは、高速の熱風と、ドライヤー内部の減圧効果を利用して、ケーキ状固体、スラリー、溶液などを気流中に分散しながら、瞬時に乾燥できる気流乾燥機です。

製品が熱風に触れる時間が極めて短いため、製品温度を低く保つことができ、熱に敏感な製品や融点の低い製品の乾燥に最適です。

メカニズム



投入された材料は熱風により分散され、管内を周回する間に乾燥されます。

円環状の乾燥部では遠心力が働いており、乾燥され軽くなった材料のみが出口から吸引・回収されます。

高速熱風による分散効果により乾燥速度が非常に早いため、材料自体の温度が上がりにくいことが特徴です。
mechanism

特徴



瞬間乾燥により温度上昇を抑制
  • 有機物・無機物のいずれも瞬間的に乾燥できる為、製品温度が上がりにくく、熱に弱い製品、融点の低い製品の乾燥に最適です。

凝集が生じにくい
  • 高速熱風の分散効果を与えながら乾燥する事により、乾燥に伴う製品の凝集が抑えられ、シャープな粒度分布を持ったミクロン~サブミクロン級の微粉が得られます。
    そのため、ほとんどの材料において、後段の粉砕機が不要となります。

ランニングコストの低減
  • 熱風による直接乾燥の為、熱効率が高く、ランニングコストを抑えられます。
    また、コンピュータ制御でプロセスを自動連続稼働させられる為、人的コストも抑えられます。

摩耗性の高い材料にも対応
  • 乾燥部の内面をセラミックライニング構造にすることで、摩耗性の高い材料も乾燥できます。
    また、原料の供給部分は、超硬質エンジニアリング、セラミック製アトマイジングノズルを採用しています。

その他
  • コンパクトな構造で省スペース。

  • 乾燥部に機械的な駆動部分がなく、メンテナンスコストを削減。

  • 溶剤系の材料の乾燥では、クローズドプロセスを採用することで、安全性を確保した溶剤の回収が可能。

  • 食品などの乾燥では同時殺菌も可能。

システム全体図


フロー図


仕様


型式 水分蒸発能力
(kg/h)
処理量(kg/h)※※ 外形寸法(本体)
幅×長さ×高さ(mm)
湿量基準 乾量基準
HTD-202 2-5 5-10 3-6 230×600×510
HTD-605 40-75 90-185 55-110 370×1770×1430
HTD-806 55-110 135-275 80-165 455×2570×2180
HTD-1008 75-150 180-370 110-220 530×2700×2540
HTD-1210 130-260 315-640 190-385 650×3150×2740
HTD-1412 160-325 395-810 235-485 780×3540×3020
※HTD-1816 310-625 765-1560 455-935 900×4360×3490
※HTD-2220 440-880 1080-2200 640-1320 970×5260×4280
※HTD-2824 735-1470 1800-3670 1070-2200 1170×6340×4860
※ HTD-1816以降は開発中となります。
※※ 処理量は、含水率40wt%の湿潤ケーキを乾燥する場合を想定しています。


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